カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

とりあえず本

大分間が空きましたが、色々と春先いそがしうございます。

そんな中、本色々購入いたしました。
なんと言っても念願のParmantierの "l'art khmer primitif"やっとでた。なかなかAbebookにでてなかったのに出るときはまとめて出ますね。。

ゲトですが、まだ到着してないので
いずれ紹介したいです。2巻の図版血迷って2冊も買ってしまいました。こちらは手元にあるのですが。

大散財ですええ。
てかこうなったらl'art khmer classiqueも手に入れたいところです。

他にも
南洋日本人町の研究について2冊。

2008年の奈文研の「カンボジアのおける中世遺跡と日本人町の研究」はソサイ窯の報告書も載ってますが場所は両方とも大体把握したので、いずれ行って見たいと思います。


杉本直治郎氏の1942年の「印度支那(ママ)に於ける邦人發展の研究」はメコン川が中世西洋ではむしろ日本河とすら言われていたという事実を、多分に帝国主義的にですがw取り上げてます。
しかし、藤原氏(後述)も述べておられますが、戦時中ってホントちょっとしたアンコールというかインドシナブームだったんですねぇ。

そして、ふらりと寄った紀伊国屋で気づく始末でしたが
藤原貞朗氏の「オリエンタリストの憂鬱」
北川香子氏の「アンコール・ワットが眠る間に」

とまた昨秋、この2月とカンボジア近世史についての貴重な本が出版されてるではないですか。
どちらもお好きな方にはたまらない本です。特に前者。カンボジアにかかわったフランスの研究者というか、人々の列伝を誰かかいて欲しいものです。追記→EFEOから出ましたね。

特に前者は以前私も少し書こうと野望を燃やしていた先の大戦時下における仏領インドシナと日本の関わりや、このブログでも多少取り上げた極東学院と日本との交換についてのいきさつについてまとめてかかれてます。若干意図せず、政治的な事項が回避されている印象もありますが。

後者は読みかけですのでいずれまた。

それにしてもどんどん日本語の本が出てくることはありがたいことです。
ただ、今すぐ私の記事の役に立つかと言われたら、なぞですがw いずれは中世史、近世史まで取り上げて行こうと思います。