カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

2011-01-01から1年間の記事一覧

Kampot州文化局 その2

さて気を取り直してKampot州文化局についてですが。オフィス内にはいろいろな遺物が持ち込まれています。のでいろいろ見せてもらいます。 こんな感じでやはりプレアンコール期のヨニと リンガ。 棚にいろいろ置いてましたがなかでもこれが一番の花形のようで…

Kampot州文化局 その1

ちょっと間があきましたが Kampot州の洞窟寺院の総括として州の文化局を紹介いたします。 今回はふざけてます。そういう気分なのです。 場所は意外とメジャーなのか朝食に寄った市場近くの食堂のおじさんも知ってた。 CISARKさんの写真と違ってかなり荒んだ…

K.46 Phnom Nok(Phnom Chhngok) text only

ちょっと間があきましたが、Phnom Chhngokについてここで出土した碑文について述べてまいりたいと思います。と言ってもいつものごとくセデス先生のまる写しですがw。 解説では、この字体はプレアンコール期のものであり、やはりこの寺院の自然的な特徴とし…

Phnom Chhngok その4

後は内部など見てみることにします。 祠堂中央の石筍のリンガですね。上からも鍾乳石が下がってきてますがこれは大きさから考えて最初から取り入れて作られていたようです。 ヨニも置かれてますがその後も石筍は育ったようですね。 これ見るといろいろ分かる…

Phnom Chhngok その3

このように寺院は凸型をしています。 実際ちょうど着いたとき西洋人のみなさんが30人くらい三三五五やってきて混雑してましたので 少し人が引けるまで待ってました。 ただここの寺院は東向きで、北北西に洞穴が開いているので午後から見に行ったほうが明るい…

Phnom Chhngokその2

正面には水没した鍾乳洞が見えます。 横のちらりと写ってる小屋が入場料徴収所で、写真右のほうが寺院への順路です。 1$だったです。 またどうでもいい写真ですが正面は なかなか面白いです。 鍾乳洞そのものも今後研究されていくことでしょう。 こんな感じ…

Phnom Chhngok その1 人はなぜ洞窟に行くのか?

Kampot州の洞窟寺院の花形であり観光地化されてきている、Phnom Chhngok IK.41については、さらりと参りたいと思います。 ちなみにHun Sen首相も3回ここを訪れたとのことです。 結構入れ込んでるんでしょうか。 大体の位置取りはこんな感じで、観光地化して…

Kbal Romeas ことPhnom Seda Aun その4

レンガのRuinだけでここまで妄想を語り続けるのもなかなか苦労しますが最後にいつものあれを。 あれってなんだ はい土器片です。これは単色の赤褐色土器で、これはそれなりの時代のもののようです。 つまりこの寺院が創建された当時位のものであろうかと思わ…

Kbal RomeasことPhnom Seda Aun(Orn)その3

さて衝立状の岩の周囲に祠堂が建てられていたのではというあまり考えにくい仮説を立ててみたら その奥の上にレンガの遺構があったわけでこれで仮説もあやしくなってきました。 衝立岩の西側から、上に残るレンガを見上げてみます。 このように中央にまた大き…

Kbal RomeasことPhnom Seda Aunその2

さて前回の続きですが このように衝立のように立つ岩の周囲にレンガが散乱しています。 これが一つの頭の痛い謎でした。どうしてこうなったのかかなり考えました。 衝立岩の前です。 ちょっと東側から見てみます。 散乱したレンガも多いですが土中に埋もれて…

Kbal RomeasことPhnom Seda Aun その1

さて洞窟寺院3件目はKbal Romeasですが ここは寺院自体は破壊されています。 しかもここはどうも地球の歩き方に書いてあるようにPhnom Seda Aun(Seda Orn)のほうが通りがいいです。 IK41.04ということでエイモニエにもラジョンキエールにも記載がありません…

Phnom Khyang その4

前にちらりと書いて色々伏線張って来ましたが 小学校の裏にあるのに子供が近づかないのも 私が歩きまわるのに苦労するのも この洞窟自体が墓地になっているからです。 これは割れた壺ですが、もちろん骨壷です。 しかも割れてますのでもちろん人骨が散乱して…

Phnom Khyang その3

では内部を見てみましょう。 驚くべきことに入口の西面を除く3面にはこのように龕が2か所ずつ、合計6ヶ所設けられていました。 この寺院の外観といい強烈にインド アジャンタのような石窟寺院の影響が伺えます。 インド化という概念はやはり植民地主義の…

Phnom Khyang その2

さて。 気が付いたらダンテの神曲のごとく冥界のごとき穴の底のこの遺跡にたどり着いた。 などと感慨に浸るどころか、どんどんやってくる子どもどもの叫び声やら歌やらでうるさいったらありゃしない。 おまけに先生までデジカメもってついてきてる始末。 ま…

Phnom Khyang その1

引き続きKampot州の洞窟寺院について述べて行きます。 2つめはPhnom KhyangIK.38です。エイモニエの時代にはPhnom Khchang(巻貝もしくはカタツムリの山)と呼ばれていたようです。今もそういう名で残ってもいるようです、というかこちらの方が正しくなかろ…

Phnom Totung(Totoeng)Kuhea Preahその3

内部を見てみます。 祠堂中央はこんな感じです。 上を見上げると つまり鍾乳石自体最初から屋根を貫いていてそれに合わせてレンガも組まれていたようです。 しかしその後も鍾乳石が成長することは当時の建築者にとっては想定外だったのかもしれません。 すき…

Phnom Totung(Totoeng)Kuhea Preah その2

引き続きPhnom Totungです。 洞窟寺院を見てみましょう。 以前は洞窟の入り口入るとすぐコンクリートの祠があったようですが撤去されたようでなによりです。 しかしどうやら補強中です。木枠組んであります。 そのためちょっと全容が分かりにくいですがこん…

Phnom Totung(Totoeng) その1

今日からKampot州の洞窟寺院についてしばらく書いていきたいと思います。 地球の歩き方にもPhnom Chhngok(とPhnom Seda Aun)が紹介されているとは本当に隔世の感があります。 私的には一番興味があり、謎なだけにいろいろ検証、そして解明したい扶南~プレ…

学術講演梗概集. F-2, 建築歴史・意匠

http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AN10487066_ja.html Pr.Neak Buos Ko Ker Beng Mealeaなど。日本でも調査研究が進んでいますね。 10/29追加 上智アジア学 http://repository.cc.sophia.ac.jp/dspace/handle/123456789/4943 それにしてもシェムリアプのV…

Preah Vihear 3

カンボジアからの逆襲で死者が最初に出た、Pha(Bai)Moh E Daeng の磨崖仏そしてPr.Santhopは無事だろうか・・・ 段々すり減ってきているが変わらないものもある。 いつかまた月の光の下で会いましょう。

Preah Vihear 2

色々書こうと思ったけど、書けない。 今日まではこんな感じでご勘弁を。

Preah Vihear 1

写真追加して修正しました。 1998年にはじめて世界ふしぎ発見でここが紹介されたのをみた。その年は代わりにMysonに行った。 2000年9月ここからクメール遺跡と歴史探訪が始まった。 子どもに案内されてずっと回廊の屋根の上を歩く羽目になった。 2007年4月ほ…

Prasat Kraham nau kaet Otdor Mean Chey その2

続きます。 東側正面を見てみるとラテライトの前室があったことが分かります。 建物の基部もラテライトです。 北側側壁。しかし崩落した遺跡ばかり見てるからかこの程度の高さのものが多い様な気もしますね。 もしかしたら屋根は瓦で木造だったかもしれませ…

Prasat Kraham nau kaet Otdor Mean Chey

とりあえず検証がてらCISARKさんにも載ってないので遺跡について報告まとめときます。 2017年5月追記;位置についてはこの記事は全く的外れであることが再訪にて判明しました。 5月中に記事を投稿して位置を訂正いたします。」」 Trapeang Prasatで Trapeang…

雨と軍隊が

後半 10/8 PNH 休日 ①Sara Monti Cheat Phnom Penh 我が最愛のSPKの東洋のヴィーナスにご挨拶。 Carnet D’Asieに久々に寄って前もいた女の子とクメール語と日本語で練習がてら会話する。 ガルーダ様サイトで紹介してあるBruguierさんの遺跡ガイド本は資金難…

Pream nung Thi hien

帰国しました。 今回の旅は、前半のTa Kaev ,Kompot州がそこそこ順調だったのですが、後半Kompong Cham州からKompongThom州、そしてSiemReap州に入るにつれて、状況が絶望的に悪くなりました。 Utdor Mean Chey州やPreah Vihear州は雨の影響は少なかったので…

大洪水

また明日からよろよろと旅に出ますが、シェムリアップというかカンボジアはおろかタイ北部まで大洪水で、外務省から注意喚起が出る始末。 年内は納得いかないままでもじっと辞めずに勤めておくべきだったかなど考えますがまあそれまでもたなかったことでしょ…

Prasat Ta MUaen Thom 2

カンボジア西部、シェムリアプも含め大洪水のようです。 ようつべにも動画アップされてますがSivotha通りなど大変なことになってますね。 でも行きますが。 さて前回に続いてTa Muean Thomですが 到底2回で終わる内容ではございません。というか遺跡について…

Prasat Ta Muean Thom その1 2はいつになるか分からない。

日本の国難が起きて半年が過ぎました。 なんだかこんなことしてるどころではないなと。 まだまだ長いスパンでいろいろ考えなければならないですね。 実際ネタにつまっていたわけでもないですが。 実際仕事面で色々ありましたが、そのおかげでwまた来週から旅…

再生を祈ります。

このたびは東北関東大震災に罹災された皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。 そして本当に残念なことに、この震災により犠牲となられた皆様の、ご冥福をお祈りいたします。 このようなブログですので迷いましたが あまりふさわしくないかもしれませんが上記…