カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

Phnom Totung(Totoeng)Kuhea Preah その2

引き続きPhnom Totungです。
洞窟寺院を見てみましょう。

以前は洞窟の入り口入るとすぐコンクリートの祠があったようですが撤去されたようでなによりです。

しかしどうやら補強中です。木枠組んであります。
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そのためちょっと全容が分かりにくいですがこんな感じです。
壁までは小さめのラテライトで組まれ上はレンガで組まれています。

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洞窟内のため保存状態は比較的良いように見えますが。洞窟内故の問題もあります。

実際結構暗いので写真撮影に苦労しました。何せ新調したカメラなので扱いなれておりませんで
不手際がありますが気にしてはなりません。

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洞窟の奥から南面を。西向きに建っているようです。

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どこも同じですがKampot州の洞窟寺院は全て鍾乳石が長い年月を経て今も成長中です。
祠堂の中央を成長した鍾乳石が貫いています。これはもちろん最初からそのつもりで建てられて、
リンガに見立てていたはずです。

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背面つまり東面です。ここは岩にギリギリで建てられてます。そういう設計だったのでしょう。

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入口前にリンテルが放置されてます。これ昔はちゃんと立てられてたようですがどうしてひっくり返ってるのか。

様式は未完成なので何とも言えませんが一見Prei Khmeng様式のようにも見えます。しかしSambor Prei Kuk様式のプロトタイプのようにも見えます。

中を見てみましょう。
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エントランス。なかなか写真が撮りずらい状況ですが。
それにしてもこの門扉の石枠は黒砂岩。
山自体は石灰岩
どこから運んだんでしょうか。

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入口が二重構造のように見えますがエントランスがあってその奥にまた砂岩の枠が組まれていて
どうも写真で見ると木の枠もあったようなホゾが開けられています。
いずれにしても
結構特異な構造ではないかと思われます。

もう少し続きます。