カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

#歴史

2019年雨季の筈の旅 6

平成最後にして令和初めての旅の最後。 5月3日 Thai Sakeo 1.[Sdok Kak Thom] 1110 IK.880 画像は、カンボジアの制服着てた高校生の女の子二人組に、なんでここにいるのか驚いて聞いているガイド氏であるが、おっさんが話しかけてもセルフィに忙しくてあまり…

2019年雨季の筈の旅 3じゃなくて4でした  Isanapura2

5月2日 Sambor Prei Kuk 1.M.043 Changat Sampov 船の舵という名の石材が出土。遺跡内にも案内の看板がある。 後ろで野宿しているのが、遺跡警備のため派遣されてきているシェムリアプ州警察のみなさん。 こっちの方が衝撃的である。 2.M.042 Prasat Kong Ve…

2019年雨季の筈の旅 3 Isanapura

5月1日 令和の始まりにSambor Prei Kuk クメール文明の始まりの地で過ごす。 Isanapura 1.Prasat Phnom Bandel 人跡に乏しく藪が多く、聖域後列中央辺りに建築物の基礎部分と思しきレンガ列を見た程度。レンガやラテライトは散乱しているが全体的な構造はわ…

2019年雨季の筈の旅 2

地名が抜けてたので追加 4月29日 Kompong CHam州 Dambang Daek(鉄の杖 村) ‌遺跡の跡候補と思われる寺が二つ。たぶん2番目だろうと思うが1番目の 名前自信ないが Vat Audom Ratana Danbang Pech 最高の宝であるダイヤモンドの杖 寺 へ行く。 しかしわたくし…

クメール古代都市イーシャナプラの研究 について

ちょっとラテライトをレンガ状に積み重ねた祠堂構造について、 いろいろ探してみましたが、下田博士の学位論文、その本文55PのM12サイトにある盗掘された祠堂基礎の部分の画像みると基礎のラテライトがレンガ大の大きさの積み重ねでできていますね。 参考文…

2019年2月乾季の旅 その5/5

2月11日 Siem Reap州 Svay Leu Ta Siem Phum Khnyun? 1.Prasat Roeu地元の人も名前はばっちり知っていた。 2.Peung ChhatIK.232 長年の宿題がまた一つ片付いた。 山の斜面の岩穴と思い込んでいたが意外だった。 おまけにわたくしが見出した目 この岩の南の谷…

2019年2月乾季の旅 その4

2月10日 Banteay Meanchey州 1.バンテアイミンチェイ州博物館 公園の中にあり入り口も公園からだったが、休館日だった。 2.Prasat Chon Thai?と思って行った丘。 陶片のみ。近世の中国青花も落ちていたが新しめ。 追記 ついでにこの西にある vat SvannnaRam …

2019年2月乾季の旅 その3

2月8日 Kompong Thom州 Tang Krasang 1.Vat Tang KrasangCISARK 838 IK.154 環濠とラテライトだけが名残をとどめる。もう少し見れば何かあるかもしれない。 Sandan ភូមិ ត្រយ៉ង ឃុំ សុខ ចិត្រ 2.Prasat Trapeang PreusCISARK 195(vanished), IK.159 画像見…

2019年2月乾季の旅 その2

2月5日 Ratanakiri州 Lum Phat 1.Prasat Au Preah ラタナキリ文化局でドゥルガーのトルソーを見てプレアンコールと確信したが、 現地でも台座など古めである。 画像正面、撮影地点が前衛のラテライトの基部で、その正面、藪にしか見えないが、崩れてしまって…

2019年2月乾季の旅 その1

帰国したのでまた今回訪った歴史的なサイトについて順次列挙していく。 2月2日 Kompong Thom州 Tang Krasang 1.Vat Tang Krasang CISARK 7694だがデータ消滅 以前印刷していたのでよかった。 2.Prasat Kok Khvet IK.98 再訪 こんな遺跡でもCISARKデータ消滅…

2/7

行くか行かざるべきか。 年々体力は落ちる一方である。 いけるうちに行くべきである。 ということでPhnom Treng MeanCheyの山上の寺院Vat Raan こと今はVat Thma Don Bei (Bei Don?)を目指す。ここも昔からAngkor Explores さんで見てて自分には到底行けな…

2/2

2/2 目は霞むは風邪気味で頭は痛いは(風邪引いて電車でマスクもしない輩にバイオテロ認定してほしいもんです)でよろよろとプノンペンに降り立ちビザ申請してるとなぜか日本人のみ観光マルチビザのディスカウント制度が出来てるようでシングル30$に対して1年…

Preah Put(Kompong Cham Kau) nau Kalay Ta Vang,Veun Sai,Ratanakiri その5

いろいろあったりあちこち行ったりしてご無沙汰しました。 引き続きPrasat Preah Putですが。 黄色いところが前回分で 今回は赤いボーフラにしかみえないあたりをうろつきます。 非常に悩みますが、中央祠堂の前室の北壁内壁を見ているのか? その北にはしか…

Preah Put(Kompong Cham Kau) nau Kalay Ta Vang,Veun Sai,Ratanakiri その4中央祠堂か?

密林の中でGPSはうまく作動してないわ、ピンボケしまくってるわでどうしょうもございませんが、 続けて遺跡の中心へと上がりますと、先ほどは全く北側だけしか見てなかったことが判明しました。 東西に10m以上はあると思しきレンガの壁が、2条 幅があるの…

Preah Put(Kompong Cham Kau) nau Kalay Ta Vang,Veun Sai,Ratanakiri その3 南祠堂

川沿いの土手に何かないか見ては特段何も見つからず、 枯れ川を西に移動してから 再び北上して、遺跡に戻ります。 というか、遺跡を目印にしないと迷います。というか半分迷ってます。 また朽ちかけた木を渡り北上すると 遺跡の南面に戻りますが、 この画像…

Preah Put(Kompong Cham Kau) nau Kalay Ta Vang,Veun Sai,Ratanakiri その2

えー 遺跡についたのに何で南下なんかしてるのか? と疑問に思われるでしょうが。 グーグルマップ上に置いたマーカーは錯綜してますが、 2月までは無事だったCISARKさんの、この遺跡に関する記載で、 プノンペン国立博物館に収蔵されているシヴァ神、ヴィシ…

Preah Put(Kompong Cham Kau) nau Kalay Ta Vang,Veun Sai,Ratana Kiri その1

引き続き、ラタナキリの重要な遺跡であり、既知のPreah Putこと、Kompong Cham Kau CISARK643 IK.は当時は属していたStoeng Trengの項目で見いだせず不明ですが、ここについて記しましょう。 あらかた書いて未完のまま寝てしまいましたので追記しまくってお…

Prasat Yak Nang nau Ou Ya Dav ,Ratanakiri その3

しばらく途絶えてましたので、続きというかまとめたいと思います。 散々グーグルマップにTak NangじゃなくてYak Nangだと言ってたらやっと昨日くらいに 訂正されてました。 よかったです。 と思ったら書きかけのまま公開されてましたね。失礼しました。 その…

東京国立博物館東洋館の展示物と遺跡の名について6/20改

まあみなさん行かれてて特に書くこともないですが、いくつの展示品の遺跡について ちょっと触れておきましょう。 なんか前に比べると表記が修正されててまともになってる気もしましたので。 まあ場所が分かればなんらかのイメージの手助けになるでしょうし、…

0341 Kdei Ang-Tuol Chumnikと4541 Prasat Ta Mol(仮;もしくは未知の遺跡)の相同について

追記:Prasat Ta Molですが、遺跡地図を見るにどうも、この記事で画像上げている箇所より南南東に あるようです。 グーグルマップでいうとここらへんです。 CISARAKさんがまた日曜夜に休みを取って、データもボロボロになっており、推定しかできませんが、 …

カンボジアの遺跡探訪 を始めます。

冷やし中華がはじまる時期に合わせてるわけじゃないですが、 カンボジアを中心とした考古学サイトの位置情報 (6月9日表題変更) という カンボジアを中心とする考古学サイトの位置同定を、 未見、既知にかかわらず、 ブログ形式にするかwiki形式にするか長い…

2018年雨季の始まりの旅 3

グーグルマップで見るとカンボジアの地形の変化の激しさに愕然となりますね。 2月に行ったラタナキリのPreah Putの南がごっそりプランテーションになっててビビりました。 また行きやすくはなったんでしょうけど。。 5/3 Kompong Thom Prasat Sambor ①Prasat…

2018年雨季の始まりの旅 2

5/1 Kratie ①Thma Krae再訪 やっぱり碑文は見ること能わず。4月中旬のカンボジア正月あたりに旅せねばならない。 つくづく2年前の旅行計画がおじゃんになったのが悔やまれる。。 Sambour ②Koh Sam Thom グーグル先生で青い小屋というか祠というかがしっかり…

2018年雨季の始まりの旅 1

えー 帰国してすぐまとめりゃよかったのに、昨日はさぼったり絶望したりしてたら、 今朝に入ってまたCISARKさんが逝っておられます。 (追記 今回は1日で復旧) まあまたしばらくしたら戻るでしょうが、戻るたんびにデータがどんどん損耗してるような気がする…

4/29

プノンペン国立博物館 なんか写真撮影禁止になってたような気がして大人しく見てたんですけど(私がクメール語の勉強したCDには写真撮ってもいいが触っちゃダメという例文がありましたがシクロが走ってたり500リエルで高いとかいう例文もあったから30年近く前…

放置中ですが

まあ我ながらあきれるくらいほったらかしにしておりますが、 明日からまたカンボジアに参ります。 ほんとCISARKさんももうたぶんデータがどんどん損耗して消えていくようですし当てにできないので なかなか下調べも進みませんが雨季にもなりつつあるでしょう…

Prasat Yak Nang nau Ou Ya Dav ,Ratanakiri その2

ちょっといろいろありまして間があきました。 前回この遺跡が東西に通り抜けられると誤認していましたので改めて訂正します。 単に西壁が破損していただけですねこれ。 存在感のある北側、画像でいうと←側の柱のように見える北西壁の破損して傾いた部分が、…

書庫追加

Nadie Balsheimer "Les collections du musèe national de Phnom Penh",EFEO 2001 時代ごとにトルソー、神像だけをまとめてるので便利ですね。 しかし2001年に出て、今までなんで気づかなかったのか。EFEO自体あまり寄り付かないからかもしれない。 Louis MA…

戦時中のアンコール遺跡文献

最近入手した戦時中の文献など。 薄葉義治「アンコールワット」 湯川弘文社 昭和19年1月 薄葉氏がどういう方か不明だが、徳富蘇峰記念館が出てきて蘇峰に手紙を出した記録が残っている。 蘇峰が返信した記録はないようだが。 富田亀邱「アンコールワットの彫…

Prasat Yak Nang nau Ou Ya Dav ,Ratanakiri その1

ラタナキリ州はカンボジアの北東、ベトナムとラオスに国境を接し、起伏の多い山岳地帯で古くからKuoy Jarai Tampuon Kacho Pnong族などの少数民族が、そしてタイラオ族が、たぶん南下ないしは西進して定住していると考えられている。 歴史上は空白の地で、英…