カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

2019年2月乾季の旅 その2

2月5日

Ratanakiri州
Lum Phat

1.Prasat Au Preah
ラタナキリ文化局でドゥルガーのトルソーを見てプレアンコールと確信したが、
現地でも台座など古めである。
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画像正面、撮影地点が前衛のラテライトの基部で、その正面、藪にしか見えないが、崩れてしまって基礎部分だけの祠堂、祠堂はこの一つのみのようである。
前衛と祠堂を結ぶ主軸から南側の、画像で管理人やらが立っている場所に、東西に並列するラテライトの、正方形の囲みがある。それと、中央に丸く穴をあけた正方形のラテライトの基礎が主軸に平行するようにその囲みの西側にあり、いわゆるPalais、更衣所の原型のような木造建築があったのかもしれないことは、瓦と思しき大きさの陶片が少々だがそのあたりに落ちていることから推測される。

Trapeang Kraham
2.Prasat Bak Yaan
2-13世紀の石積みの墓が広がる山稜と谷
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本当に小高い山というよりは丘の北西から東斜面にかけて無数の石積みの、長方形の墓が並んでいる。

どうして3世紀の墓と言えるのかは不明であるが、どこかが調査したのは間違いない。ただ今のところ
カンボジア時代考証は不正確なところがあるので断定は早計であろう。

少なくとも土葬文化の時代の墓で、そのため遺体を野獣などに食い荒らされないように上から石積みを
このように積んだという話であった。

ここでもう一度、コンポンチャム州Vat Andong Svay北の丘陵の石積みの画像、残念ながらその時あまり関心を払っておらず画像がとぼしいが、再掲しておく。

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ほぼ同じサイズ同じ形状である。
同じように丘陵に並んでいるところまで一緒である。

去年のラタナキリで早とちりしてやらかしたので、慎重に考えないといけないが、
コンポンチャムのほうに再訪して現地でいろいろ調べてみようと思う。


2-2 Prasat Bak Yaan
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祠堂は墓地の丘を越えて北の谷に、東向きに一基のレンガ塔が確認できた程度。
その南の丘はやや平坦で、その部分をラテライトで囲ってあり、生活の場であったのかもしれない。

2月6日
Stoeng Treng州
Thara Borivat
Prasat Preah Koは通り過ぎて止まってない。

1.Prasat Khtop IK.323
再訪したがまた逆光と藪でいまいちリンテルが写せない。
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2.Prasat (家の中)グーグルマップ偶然にもこの家の前まで来て引き返しておりストリートビュー2013.10の時点の、が見れるが叢のためリンテルは見えない。わたくしがここでリンテル撮影したのが2014年2月で、
リンテルを探して真相にたどり着いた経緯は日誌2月6日分に書いた。
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こちらのSomasutraはこの家の2件ほど南の家の庭先に置いてあった、Prasat Prosから運んできたという。どうするつもりなのかは不明。

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Stoeng Treng
3.ストゥントレン州文化局
博物館が出来上がったらまた写真撮影を頼んでみることにしようと思う。
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散々探して回ったリンテルを再掲。14年2月
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文化局でクレーンで持ち出すとき傷が入ったと説明された瑕疵はこの2014年2月時点ですでに
あったようである。→のマカラーの首あたりから。
それと線香立ても見えている。普段は装飾面を下にしておいてあるのは、逆に盗難防止のためだったのかもしれない。

タラ ボリヴァットについても一度記事を書いた方がよさそうな気もしてきた。
2月7日
Preah Vihear州

本当廃寺を訪れたりとちょっと時間を浪費したが結局探したPrasat Seng Kongは分からず。
1.Vat Dambak Khmau

本堂の並べられた仏像、中央の石版の仏像がかろうじてポストアンコールの古めのものか。
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2.Vat Thma Don Bei聖域
グーグルマップにも画像を上げておいたが、
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ついでに
Tama Waterfall
乾季は水が涸れるとただの絶壁だが、二段になっていて滝だったら下から見れば壮観ではあろう。
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3.Prasat Phnom Preah Lean
本当今までなんでいかなかったのか不思議ではあるが。
石切り場にもなっていたようである。
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4.Prasat Krapom Chhuk
比較的保存状態の良い、Bayon時代のtypicalな施療院。まわりも整備され入口には看板がある。

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