カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

2019年2月乾季の旅 その4

2月10日
Banteay Meanchey州

1.バンテアイミンチェイ州博物館 公園の中にあり入り口も公園からだったが、休館日だった。
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2.Prasat Chon Thai?と思って行った丘。
陶片のみ。近世の中国青花も落ちていたが新しめ。
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追記 ついでにこの西にある
vat SvannnaRam Phum Topsiemにも寄っていたのを忘れていたが、特に何も見当たらなかった。もう少しゆっくり見ればなにかあったかもしれない。
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古めの本堂。まわりは土が掘り返されたようになってて建て直すのかもしれないが、なんかもったいないようにも思える。

3.Vat Svay Chek実際問題Prasat Svay Chekの場所は未同定のようである。
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Phum Pho(Pou)
4.なんかあると思って行った丘
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ここからしばらく何もないところをさまよい続け、空振りだらけである。

5.Prasat Anduok Rongearと思って行った丘
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只の芋畑でしかなかった。グーグルマップの画像では見えてそうな環濠の痕跡すら残っていない。
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6.その西方の池 さすがに陶片は落ちていたが何もなかった。
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ともども近くにあるというPrasat Kok Reang7117も場所が特定できないうえ、望みが薄いので諦めて

とりあえず村へ、遺跡の場所が確実だろうと思われるPrasat Pramを聞きとりに。

村の中
7.Ta Vienと思って行った村の中の林もなにもなかった。もしかしたら池の西方、学校がそこだったのかもしれない。

Prasat Pramは村の人の話でほぼ事前の推定地と分かったので目指す。

途中
8.仏堂
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というか集会所のようでもあるがラテライトが移設されている。
西の方の遺跡から運んだとのことだが不詳。

8.村外れの池の北岸にあるNeak Ta
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完器だったらさぞや美しい造形であったと思しき、アンコール期の盤口瓶の脚部。いくつもあって驚く。
が、屋根飾りの塔のミニチュアについては忘れていた。

9.Prasat Pramレンガとラテライトの寺院、テンプレ的な経蔵2 3祠堂。
ほとんど崩壊している。

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もっと元気だったころならここから西に1㎞半ほどのPrasat Cheng BengIK788も、ほぼ確実なので、そこまで歩いていっていたであろうが、本当に情けないくらい弱っている。それとこの村の本来の目的であるPrasat Ta Molを見る時間がなくなるのもあって諦めた。

10.Prasat Ta Pouと思しき場所。

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建造物の痕跡は全くないが、北から環濠に入った瞬間から夥しい陶片が散乱しており、紋様付きのも多く、見ていて飽きない。
場所見ると丘=Tuolが二つ南北にあって南も同様だったかもしれない。また、村人の話では遺跡はないとのことだったが森がその西に残っており、よく見たらなんか見出せたかもしれない。

11.Vat Ta Pou
8.の仏堂の真東であるが、寺院自体は遺跡の痕跡はないものの、その北と、西門の前のNeak Taに薬研のすりこぎ(石だが)とトルソー残欠があった。
画像は寺の西門前のNeak Ta 石柱の基部があったのも忘れていた。忘れっぱなしである。

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やっと本来の目的であるPrasat Ta Molと思しき地点であるが、
12.遺跡だったか?と思しき場所は木の生えた芋畑
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13.この場所も藪と芋畑で環濠の気配もなし。
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14.Tuolもそれっぽいが何もない。
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15.池=Trapeangはさすがに土手が高く、古代の雰囲気を残しているが何もない。

ただし、歩いて移動する間池までの畑や丘には土器や陶器片が散乱していて生活遺構であったことは少なくとも間違いはないであろう。

帰路畑の中で
ここにて
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ほぼ土器片が半分くらい揃っていたのでもったいない。せめて畑から土手に上げておいたが。
本当にもったいない。

17.こっちが遺跡かと思って目指すが民家のおじさんに止められる。そんなものはないとのこと。そのかわり、ここの真東に行けば遺跡はあるという。
この丘かその南の森であろう。おじさんの話では池に隣接しているというがグーグルマップで見る限り南の森のようだが。

また行く機会があれば行ってみたいがどうなるか。

17.に行く途中
仏堂がありやはりラテライトと、こちらは台座も持ってこられていた。
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池と言い村中遺跡が散在しているのは間違いない。

18.Prasat Ta Ong CISARK7115 先ほどのおじさん他の話でここは推定通り。
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焼きレンガが散乱し、ラテライトの基部のみが残る。

ここから真東に池、池、丘、池と一直線に並んでいるがもう時間も体力もない。旅の後半になって以前はなかった疲労の蓄積が情けない限りである。ただ遺跡の東隣りの池までの間やはりアンコール期の陶片が見られた。


Phum Pheas Tbong
19.Prasat Pheas
夕方になったが最後に近辺でそれらしき遺跡をということで。
Neang Rupを思い出すが、devataが全部盗まれているのが残念である。

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唯一残っていた未完成のドヴァラパーラ。