カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

2019年2月乾季の旅 その5/5

2月11日
Siem Reap州
Svay Leu
Ta Siem Phum Khnyun?

1.Prasat Roeu地元の人も名前はばっちり知っていた。
イメージ 1

2.Peung ChhatIK.232
長年の宿題がまた一つ片付いた。

イメージ 2

山の斜面の岩穴と思い込んでいたが意外だった。
おまけにわたくしが見出した
イメージ 3

この岩の南の谷川に水飲みに行ってたあんちゃんたちも知らなかったので新発見なんでしょうかw

しかしクーレン山(およびPhnom Tbeng Mean Chey)よく探せばまだ記録されていない岩の彫刻が見つかるのではないかと思われる。


イメージ 4

三尊像+2仏はこの←奥にある。陶片も散乱。

こちらが下とされ上もあり、山の斜面にあるらしいが、そちらは見事だったナンディンに載ったシヴァ神像が盗掘されてしまっているらしい。

4.Prasat Trapeang PopelCISARK1921 IK.227.1
イメージ 5

埋められて芋畑になっていたがラテライトと陶片、グーグルマップではわからないが東側の南北に長い池があり、遺跡の寺域の北と西に丘、生活遺構のTuolがあり陶片が見られる。北は特に元の特有の分厚い磁器や、たぶんKulen山窯の白磁擬きも見られた。

5.Prasat Kranhoung CISARK1902 IK.227.13
以上この地域のCISARデータもわかる範囲で書いたが全部消えてしまっているのでもう参照する意味はないかもしれない。

イメージ 6

南北の経蔵の側壁にはスリット状の窓がある。その外周に回廊状の二重壁があるが連子窓はない。

この村から北上してまだまだあまたある遺跡を探してもよかったが、一回状況を見たかったので、あえて一旦Svay Leu方面に南下してTrapeang Prasatへ北上する道をたどり途中で西進してKbal Speanの北へと一直線に伸びる道を行く。遠回りだが道自体は乾季で、それなりによい。その分砂ぼこりがひどく視界を遮られるが。
Rohal
6.Vat Rohal
池もあるし遺跡もあったのではなかろうか。
イメージ 7

ただ台座が落ちてるほか見つけられず、台座も近くにいくつかある遺跡から移設したものかもしれない。ただRahal自体にも遺跡の記載はあるようだが。

Popel
7.Prasat(Trapeang) Popel CISARK3923

イメージ 8

無理して遠回りしたのもこの遺跡が見たかったのと、このPopel村の南に二つあるPrasat Bang Kuoy(
地元民はPrasat Kuoyと呼ぶが)東西、というより南北に並ぶ二つの遺跡の情報を知りたかったからである。村人は一つしかないというが知っている人を探せばわかるのではないかと思う。
来年でも行けたらよいが、雨季に行く気はちょっとおきない。

Angkor
Prae Rup
帰りに道端で月影を撮っただけだがやはり写真技術がないとうまくいかないですね。
イメージ 9

2月12日
1.イオンシハヌーク博物館
イメージ 10

前来たときはなかったと思う、カンボジアのどこか見落としたが
Vat Kok Patriで出土した前期伊万里の初期色絵。17世紀中葉。同手のものはインドネシアからも出土。

昔陶磁今電化製品と日本と中国は輸出競争で同じことを繰り返している。

日本からカンボジアに輸出された陶磁器については船の出港の記録が全部残っているようで

実際問題ここら辺の話もまとめたいところではありますが。

2.EFEO 調べものをしたかったがそれどころじゃなくなった。
イメージ 11

貴重な地図が。
しかしただのコピーかもしれない。
どっちにしろ引き出しの奥に詰まって丸まって破れてしまってもったいない。

というところで今回の旅程は終わりである。

今回旅行会社は代替わりしたが、いつものガイド氏と運転手氏でともども年を取りつつあるが、
なんとか回れたのでよかったです。ガイド氏はFBやっててわたくしと一緒に行った遺跡(彼がほかに遠方の遺跡に行く機会はたまにある恐れ多い学術関係の先生のお供らしいが)の画像など上げてるとのことで、
どうもわたくしなどよりこまめにやってる模様で探したいがFBは全く疎く探せないので、もし万が一見かけた方はいいねでも推してあげてくださいw

関係各位の皆様に感謝いたします。