カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

2019年雨季の筈の旅 3じゃなくて4でした  Isanapura2

5月2日

Sambor Prei Kuk
1.M.043 Changat Sampov
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船の舵という名の石材が出土。遺跡内にも案内の看板がある。
後ろで野宿しているのが、遺跡警備のため派遣されてきているシェムリアプ州警察のみなさん。
こっちの方が衝撃的である。

2.M.042 Prasat Kong Veang?早稲田の座標はここだが発見できず。
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3.M.041 Prasat Kok Treang
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ここはグーグルマップでも見れる。

4.Prasat Trapeang Ropeak Z1-5
中央祠堂の四隅を八角祠堂が囲んでいたようだが北西以外崩壊している。
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5.Prasat Y
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ここなんかの、あまりカンボジア関係ない映画かCMか何かで一瞬出ていたような。


6.M.038 C8-3GPS採れておらず。下田論文ではN12°51'58.2” E105°2'13.1”
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7,M.037 C8-2
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8.Prasat Tao
1645 IK.162.01 M.026
C1,C10-13,C14-1~2,C15-1~2,C16-1~2,C17-1~2,C18-1~6,C19-1~4,C20-1~4
C1
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9.M.032-036 C2-6
5基のレンガ塔が南北に直列していて、クリアリングもしてあるのですぐわかる。大半壊れている。
ひとまとまりの寺院だったのだろうと思われる。
まとめて」CISARK 3511
C-2 M.032
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C-3 M.033
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C-4 M.034
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C-5 M.035
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C-6 M.036
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10.M.022 N.22 Prasat Sreng Treach 3516
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11.Prasat Sambour の外周壁の門の前に未完成のリンテル。
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および、
その東のネアクターの祠グーグルマップが2013年のもので、その当時はなかった模様。
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12.C6-3?なんかおかしいと思って帰国後見直したら、まったく違う場所だった。

謎なことに、唐突に道しるべの立派な標識が立っているのはいいが
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道側じゃなく、藪に向かって案内の文字が向いて立っているのは謎である。

雨季は水没するような水牛ののたうち場だった。
本当のC6は
このあたりと全く違っていた。来年の宿題である。

Prasat Robang Romeas group
入口の看板がわかりやすいので

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ここも15年ぶりに来たが、整備されてきれいになっていた。
それでも徒歩で回るので人はいなかった。ここはサンボープレイクック遺跡群とはいえ
10世紀の拠点のようでリンテルの再利用はあるものの、レンガ塔自体はラージェンドラヴァルマン2世王時代のものである。

13.Prasat Serei Krup Leak1736 M.051 IK.165.04
貞淑で完璧な奥様とでもいう名か。けっこうよそにも同じ名の遺跡はあるようだ。
碑文K.151?碑文は字体から行ってサンボープレイクックの時代のもののようだ。つまりこの碑文がある南祠堂も前室に碑文があるというイレギュラーからして再建された10世紀のものか?

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14.Prasat Robang Romeas0203 M.052 IK.165.03
アンコール遺跡に影響されてかKroal Romeasて名前になりつつあるが本来はRobang Romeas
である。サイを囲む壁という感じでは同じような意味に近いが。
碑文K.150,152.153で場所をここの遺跡群で混同しているかもしれない。が、これらの碑文は10世紀のものである。

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ピンボケがひどい。

15.Prasat Neang Preah 7565 M.053 IKなし

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ここだけ一基のみ。それゆえお姫様という名なのか?

133か所すべてを回るのはいつになるやら。まわる必要性があるのかも含めて考えないといけない。


参考文献:
1.参考文献:下田一太 クメール古代都市イーシャナプラの研究、2010 早稲田大学 学位論文
製本版の巻末の図録および
NII早稲田大学リポジトリで公開されているPDF版本文、PP57-58に計133か所の遺構のリストがある。

2.地球の歩き方編集室 「地球の歩き方 アンコールワットカンボジア 2018-2019年版」
3.Bruguier,B et Lacroix,J."Sambor Prei Kuk et le bassin du Tonlé Sap"Guide archéologique du Cambodge TomeⅡ. Les editions du Patrimoine 2011
4."Carte Archéologique du Cambodge GROUP DU SAMBOR PREI KUK",カンボジア芸術文化省、EFEO,2007,