ラーマーヤナ Balakandaより シッダ＝アシュラム

いや　

色々と盛り込み過ぎではないですかヴァールミキさん。
いいんですけどね。

ネタが引っ張れるので。

さて
いろんな神様から武器をもらったうえ、ヴィシュヴァーミトラから使い方など聞いたラーマは、次々と現れやってくる武器たちに今は邪魔くさい、もといまだいいので思い浮かべた時に助けになってほしい。とお帰りいただき旅をなぜかつづけております。

すると山に雲のような樹木のようなものが沸き立つようにみえる、綺麗なところが目に入りました。
ラーマは早速ヴィシュヴァーミトラにあれは何でしょうかと尋ねます。

ヴィシュヴァーミトラは早速語ります。

追記：なんとBaphuonにこの場面と思しきレリーフがありました。次回の写真に連なる形で。
追加しておきます。
ラーマとラクシュマナに説教するヴィシュヴァーミトラ

　
追記終わり

「あれこそはヴィシュヌ神が何百ユガ（１ユガは大体１０８万年とかどんだけ）修行してたアシュラムでその前はヴァーマナ仙というえらい行者のアシュラムで、偉大なる苦行者シッダがいたためシッダアシュラムというのだ（この２人の人物相関意味不明ｗ）。

上のじゃ意味不明すぎるので異説追補
英文では古いドワーフ(インドにいたのか？ｗ）の墓と言われてた→ここでヴィシュヌ神が苦行を完遂すなわち成就(シッダ）したのでこの森をシッダというようになった。とあります。
話に戻りましょう・・・

「そしたらヴィローチャナの子でアスラの王であるバリがマルト群神をひきつれたインドラ神たちを征服して三界を支配した。
バリは祭祀を行ったが、このときアグニ神はじめ諸々の神々がここにヴィシュヌ神を訪ねてきて
「バリの祭祀が完成する前にどげんかせんとバリ(山口以西でとてもの意）ヤヴァい、ついてはヴィシュヌ神さん苦行して小人になってなんとかしてください」と頼んだ。」
・・・

そうですこの話までラーマーヤナに盛り込んでたわけですよ。。。

小人のヴィシュヌ神のモチーフは見当たりませんので続けます。たぶんどっかにあるんでしょうが。

ご存知の方ご教示くださいませ。

・・・
「そのころちょうどえらい修行者カーシヤパ仙が妻のアディティと一緒に数千年の苦行をおえ（たぶんどっかよそで）ヴィシュヌ神を喜ばせた。そこでカーシヤパはヴィシュヌ神に自分たちの子供の小人に転生してインドラ神と兄弟になってほしい、そして神々の不安を解消してほしい、その暁にはこのアシュラムはシッダ（願が成就する）　アシュラムという名になるでしょう。」と頼んだ。

おｋ　と、ヴィシュヌ神は小人となってバリに近づいた。
そして三界を支配するバリに「すんませんけど私に私の足で三歩分の土地を貰えませんか」
バリは小人と見るや舐めてよかろうと約束したのが運のつき

たちまちヴィシュヌ神は本来のお姿にもどって三界を３歩でまたいで取り返しインドラ神に返してあげたのだ。」

はいこれですね。ご存知Vishnu　Trivikrama

　
Pr.Sneng Khang Lech 11c. Bat Dambang

　

　
ともにBanteay Samre 11-12c.

もっとましな写真はなかったのかと・・・

追加：
探したらありますねそこそこ。2件追加します。

　

Peung Komnou 11c Siem Reap

　
Prasat Top 487(mangalartha) 13c末

ほかにPhimaiの博物館にもあったがさすがに撮ってないですわｗ
・・・きまずいふいんき（ｒｙのまま
はなしはもどってヴィシュヴァーミトラは語ります。

「てことでこのシッダアシュラムは小人の入ったところであるのよ。でも今羅刹どもがここを狙ってる。
てことで、ね？やっつけないとヤヴァいでしょ？」

とヴィシュヴァーミトラはラーマの正義感にうまく訴えかけます。
まあラーマも自分の別のアヴァターラの話ゆえ、ほっとくわけにもいかんくなるわけで。

てことでご一行はこのシッダ＝アシュラムに入り、ここで修行中の皆さんに出迎えられ、ヴィシュヴァーミトラは今こそ祭祀を成就させるべく（＝シッダとは成就の意と）始めるときだと皆さんから頼まれます。
追記２　なんとBaphuonでは一連の場面を一枚のレリーフにしていたのでした。
次回のネタばれにもなってますが、追記１の左側

　
祭祀を執り行うヴィシュヴァーミトラ　　タータカ―を倒してから祭祀という順序(向かって左から右
かもしれません。となると追記１の写真は祭祀中不寝番し続けたラーマたちを労う場面となります。
追記終わり

てとこで本日はここまで。
次回どっか行ってたマリーチャがやってきます。が、この場面でのマリーチャの画像が、ない。
どうするか・・・。