カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

Vat Kralanh nau Angkor Chum

すいません、やっと画像が見られるようになりました。私のミスでした。<(__)>

えー。


もう少しあちこち行ってみたかったのですが、このAngkor Chumは、まだまだ未探訪の遺跡が
多く、さらにこの奥のSrei Snamというところにも碑文含めて
行ってみたい大事な遺跡がいくつもありますが、

ネタ切れなのでこの地域はとりあえず本日のVat Kralanhで一旦Angkor Chum編を
一区切りしたいと思います。
ついでにネタを引っ張るためこの寺院明日まで2回に分けて紹介いたします。

イメージ 1


ここもAgnkor ThomからAngkor Chumを目指していたらいくつか道沿いにお寺があるので、
それでわかると思います。最初地元で聞いた名前は、またしてもVat Phum Prastと
いう固有名詞か一般名詞かわからない名前だったような違う名前だったような。。。

Vat Kralanhというのはクローランュの木の寺という意味ですが、Krâlanh(昨年細々と記事を書いた)
の町にも同じ名前のお寺で遺跡があります。Kralanhの遺跡についてはまた、いずれいくつか紹介したいですが、まだまだいっぱいあるようです。

それはそれとして、写真は北東面を見てますが、ご覧のような、ど派手な新しい寺院がもうちょいで
完成しそうになってます(2007.09)。

東側の門から入ると右手に祠があってまた彫像の残欠がありました。

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これ写真見なおして気がついたけど、祠ながら、赤地に金色の浮織の布をPIDANがわりに天幕として吊るしてありますね。

ちなみにこの男神はバイヨン様式のような印象ですがどうでしょう。
磨滅が激しいのですが、足の向きとサンポットの形からですが。

2014.02 追記:
宮崎昌子「アンコールにおける宗教美術の変容」
参照のこと。よく見直すと6本腕のAvalokesvaraにも見えないことはないですね。追記終わり

さて遺跡本体はこの様子だと新しい寺の下に埋もれただろうなあと思いつつ、

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ラテライトの基盤の上にやはり寺院が建てられてますが、
角々にNagaの屋根飾りが置いてあります。
Nagaをよく見てみると、先日の遺跡とはちょっと違う様式です。

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Phum Prasat(Varin)でお見せしたNagaとは、頭とかいろいろ違うのがお分かりかと。
こちらのほうが時代が下がっているかと思われます。
これみてBaphuonかなと思ったのですが・・・。

とりあえず
本堂の南側面を見てみると、発掘現場か建築現場か分からない
雑多さです。

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この木の根を取り除こうとしたのでしょうか。

よく見ると
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肝心なところでピンボケですが、ラテライトの下にレンガが積まれてます。
レンガの基盤があったというよりは、新しい仕事のようです。
レンガ自体は古そうです。

また瓦礫だけかと思いつつ本堂の西側に行くと、
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ここだけ木が残ってて、レンガ塔が側壁だけ残して立ってました。
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祠堂の西壁です。
偽扉などの装飾はないです。
それにしてもなんか、荒れてるというか廃材とかデブリとか、おいたわしや。。。

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ペンキで古い寺院とか書いてありますが、そのとおりです。
しかし廃z(ry。

ちょっとあんまりといえばあんまりなのですが工事中故でしょうか?
そうであればよいのですが。。。

とりあえずこの寺院はレンガ塔の寺院だったようです。

碑文も出ているようなのですが、登録されぬままに行方不明のようです。
明日はもう少し見てみましょう。

深くまで。。。???