カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

ブッダストーリー その2

えー。

あまりにもシッダールタ(ヴェッサンタラ)太子=王子様のお話が適当だと、不評かもしれませんが
本日残りの説伝について、続けて行きたいと思います。

てか、今日、ガンダーラ展を見てきたので、かなり話が分かりました。
昨日の分、ちょこっと手直しもあとでしておこうと思います。

さて、断食修業は、間違いだと気づき、瞑想にふける王子様ですが。。。

その頃、魔界では・・・

うーん、なんか近頃、釈迦族のぼっちゃんが
なんていうか、悟りそう?

えーそれヤヴァくね?
ヤヴァイっしょ、悟られて説法されまくったら、メーワク?
てか、ウチら活動出来んじゃん。

じゃ邪魔しいっか?
行こう行こう。

そういうことになった。(なんか違う気もするが)

邪魔その1
イメージ 1

バンテアイ・クディ 12世紀末
マーラとは魔王のことらしいですが、もともとは王様の意味らしく、俗世のあらゆる煩悩や欲を
象徴するらしいです。
これは、マーラが瞑想を邪魔しようと美女をけしかけて誘惑させようとするシーンとも、
みっともないことやめなよ、とマーラを止める、その娘、とも考えられます。

どっちにしろ、失敗。。。

邪魔その2
仕方ねえ、力づくだぜ、ものどもかかれっ!
迫る~魔王軍。まさに地獄の軍団?
超ヤヴァ
っとそのとき
イメージ 2



プリア トラニ(大地の精メー トラニー)が出てきて、
自分の髪の毛を絞り、滴り出る水で大洪水を起こして魔王軍を流し去ります。

って大洪水じゃん、びしょぬれ?
イメージ 3

Banteay Chmar

あまりにも有名な、ナーガ仏陀

ナーガ王ムチリンダが守ってくれました。
って実際は上のストーリーとはまた別でしょうけどw。

そんなこんなで、
イメージ 4

Banteay Thom 12-3世紀
触地印(降魔印)を取り、マーラを調伏しました。
てかこの印相とったところトラニが出てきたとかいう話だったような。。

でもってついにさとりを開き、仏陀となられました。

初転法輪がないのが無念ですが。
その後の説法のご様子。

イメージ 5

Nokor Banchey12世紀
多分鹿苑のところ?違うかも。
インドラ(帝釈天)と、ブラウマ(梵天)を両脇に従えているとかいないとか?


それからも説法して回られる仏陀
なんと象にまで!?
イメージ 6

Preah Palily 13世紀前後

何か有名なシーンで、酔象調伏(発情期の乱入した象を入信させる?)
っていうらしいです。

そうこうしているうちに(また早!)
とうとう涅槃のときがきました。

イメージ 7

Preah Palilay

上の破風では元気に説法されてましたが、ついに
下のリンテルでは横たわられて寂滅、涅槃のときをお迎えになられてます。
その下に無理やり、十大弟子たちの頭を彫ってあります。
って一人足りねぇ。

この後も多分ストゥーパ崇拝などモチーフがありそうですが、ここまでにしときます。。
写真がない。以上。

とまあ、ある写真からテキトーにブッダストーリーをつむいで見ましたが、
もちろん、昨日書きましたとおり、
写真とストーリーがかなり一致してないところもあります。

気がついたら、
そして、また旅して写真撮ってきましたら
すこぅし手直ししたいと思います。

あまりふざけるなとお思いの方は、ネットでちゃんとした物語を探すか(意外とないのですが)、
むしろガンダーラ美術のブッダストーリーを見たり、その本を読まれると面白いし
興味深いと思います。
松岡美術館に行かれるなり、栗田功氏の本でもご参照ください。

では、明日以降はまた普通の遺跡紹介に戻りたいと思います。

参考

1.Vittorio Roveda"Images of Gods"Riverbooks Bagkok,2005
今回は、あえてこの本とは違う解釈(いや捏造ですすいませんw)で写真を提示しました。
が、この本もテキトーなところがあると思います。いつも言っててすませんが^^;。

2.アフェリエイトで貼ってるのはガンダーラ美術の第一人者栗田功氏の
本です。彼の全集みたいのは激高で買えませんが、この本で
私が適当に書いてたお話の全て分かります。

1の本に掲載されてる唯一の、アンコールワットにあったという(なんかruinと1の本に書いてるので所在不明?)、誕生シーンはガンダーラとほぼ同じ構図、仏伝通り
マヤ夫人の脇腹から生まれてきています。
これだけでも、もし所在がわかって写真が撮れたら一項目立てて考察する意義があります。

それと
3.松岡美術館の図録も役に立ちます。がダンボールにうずもれて今回探しきれませんでしたので
見ておりません。。。