カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

Vat Char Leu

引き続き近くの遺跡について紹介しますが、ここって以前記事書きましたPrasat Pram http://blogs.yahoo.co.jp/vyadhapuresvara/7365135.html
から1.2kmしか離れてないんですね。

しかも600m北にもKok Tiemって遺跡があったようです。ハイ見逃しました。
・・・

ここについたのはもう日没間近と言ういつものパタンで。。。

お寺の中にPrasat Pramと同じような紅砂岩の塔が一基建っておりました。
どうやらParmantierの時代(多分1920-30年代)からその様子は変わりないようです。

イメージ 1


こんな感じで正面の東面の破風の彫刻以外は未完成のようです。
イメージ 2


イマイチはっきり写ってませんがクリシュナ・ゴーヴァルダナでいいんでしょうか?
なんかごつい武人に見えますが。

イメージ 3


塔の内部には屋根飾りなどが雑多におかれてますが
イメージ 4

イメージ 5


やはり未完成のものが多いです。
メートラニーかネアンロムルセイかの石龕は新しめでしょうね。

お寺の中にも何かないかと思ったんですが、鍵がかかってますので
はいれませんでした。
地元民の皆さんの話ではなにもないとのことで、CISARKさまサイトでもとくに
そう言う写真がないのでホントにないのでしょう。
サイトには
バンテアイミエンチェイ州の文化局に石のかけらは収蔵したとか書いては、ありますね。

お寺の周りはこんな感じで
イメージ 6

他にもあったかもしれない石塔の残骸が並べてあります。
まあカンボジアのお寺ではありがちな光景かもしれません。。

北側には
台座がおかれてましたが 環濠は今では村の若者のレクリエーションの場
さわやかなバレーボールコートになっています。
イメージ 7

・・・
熱い戦いが繰り広げられてるのは、けっして銭賭けt(ry。

話が逸れました。
この寺院はいったいいつごろの創建なのでしょう。
彫刻からわかりそうなものですが、イマイチ自信はありません。

Prasat Pramもそうですが建物自体の彫刻が未完成のまま放置されていることもあります。
もちろんここと同じ時代だというには早計でしょうが、非常に近くで似たような遺跡ではあります。

まあクリシュナもどきの装飾と、実はもうひとつ、ここから出土した多分ブラウマ像の頭部の写真が
CISARKサイトで登録すれば見られます。
これみると、11世紀くらいではなかろうかと。アンコールワットよりも古そうでバプーオンとも言いがたい。むしろそれ以前の可能性もあるが。。
てことで。

塔の細部をちょっと見てみますと
イメージ 8

ちょっとこれは危険な香りもしますがw
イメージ 9

下の方はラテライト
イメージ 10

上は紅砂岩が用いられてます。

なんとなくですがアンコール遺跡内のTa Keo寺院を思い出したりもします。
まあここらへんは私の想像でしかないので、各自スルーされてください。