カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

番組の途中ですが

日本の現代史。しかもコンテンポラリーに今現場で起きている事件について。。

私は肉食だ。牛も豚も大好きだ。羊だって鹿だって鯨だって大好きだ。それが、今大ピンチだ。

カンボジアはもとより、日本の現在の政治事情にも一切触れたくないのがこのブログの信条だが肉が食えなくなるとなれば話は別だ。

今日スーパーに行ってびっくりした。
昨日までと違って、牛肉がほとんど九州産 という表示に変わっていたのだ。
それまでは、熊本産、 鹿児島産 そして宮崎産と個別に表示されていたのだが。もちろん九州産なんて表示はあったにはあったがこそこそと端肉であったくらいだ。それなのに。

どうしてか。
いうまでもなく、宮崎の口蹄疫禍のせいである。
宮崎産と表示したら、売れないだろうというスーパーの目論見からだろう、全て九州産表示にしてしまえば偽装でもないしどうせ区別もつかないしいいだろうということらしい。

でも、スーパーを責める気にもならない。宮崎県産と書いたら売れ残るのではないかというスティグマにとらわれているわけで、生活がかかっている以上仕方ないのだ。

川南町の生産者の方とコンタクト取ったら、「それでも買ってくれたらありがたい」というなぜか画面が曇るようなコメントいただき
そのときあえてこのブログででも紹介しようと決意。

さて原口総務大臣は今回の口蹄疫について、風評被害を防ぐために報道管制を敷いたことを認めています。
しかし、現に私が目にしたようなことが、起きているわけです。
スーパーの対応ももう風評被害を想定してしまっているわけです。

どうしてこういうことをしないといけないのか?
皮肉なことに、口蹄疫が発生して、赤松農林水産大臣がそれなのに中米に外遊したままで代理を果たすべき役割の福島少子化担当大臣からも何のステートメントも出されなかった、その間、マスコミは一斉に宮崎口蹄疫を、黙殺しました。

その間防疫要員も、殺処分に必要な人員も政府からの増員指示は一切出されず(農水省官僚は政治主導をうたう民主政権のために自ら動くことはまったくできませんでした)
口蹄疫牛豚が放置されて感染が拡大していきました。

今日でもう77000頭の牛豚が殺処分決定しています。
川南町では半分以上の牛豚が防疫のためだけに殺される運命にあります。
つまり川南町の畜産農家の半分以上が、廃業においこまれたわけです。

心底気の毒でなりません。
ますこみや政府のことを言い出したらきりがありませんのであとはもしこのブログをご覧になられた奇特な方がおられましたら、口蹄疫について今宮崎で起きている地獄絵図について、調べてみてほしいと思います。

九州の、宮崎だけで起きていることをどうしてそんなに大げさに言うのか、と思われるでしょうが、
口蹄疫が発生した国は、その国の畜産加工物の、一切の輸出停止に追い込まれます。
そして感染拡大を防げない国は危機管理の低い国として国際的な信用を失います。
2000年の口蹄疫禍の際も翌年イギリスで史上最悪の口蹄疫パンデミックが起きた時、原因は日本と(同時に発生していた)韓国のせいだといわれました。

宮崎の牛は全国の肥育農家に出荷されます。また交配用としても全国に行きます。

10年前宮崎で口蹄疫が出た時、その4週間後に唯一他県で口蹄疫が出たのは宮崎から一番遠い北海道です。
まったく油断できません。

とりあえず口蹄疫について知っていただけたらと思います。しかし人間にはほぼ無害(感染したりウイルスを運んでしまうリスクはある)なので、逆に中途半端な報道規制で憶測を呼ぶよりもきちんと知識を知らさせるべきだと思いました。





あまり政治的なところは東国原知事以外省きますがとりあえずこれだけでもご覧いただけたらと思います。

カンボジアの歴史を勉強してポルポト時代の民衆の無力感をどう理解したものかと思ってましたが、その100分の1くらいは実感したような気もします。真実を知らされないという点において。

カンボジアに関係ない記事で申し訳ありません。がしばらくはときどき書きます。
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あまり意味はないですが写真は水牛に乗るYAMA=地獄の審判官、閻魔大王です。
もちろん遺跡はバンテアイスレイ

水牛も宮崎では殺処分になりました。
今回の事態に正しい審判が下され宮崎のみなさんがまた元気になりますように祈っております。