カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

Kratie,Sambour

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Kratie
1.Sara Monti Kaet Kratie(museum)
金曜日は休みらしい。遊園地の中。
しかしどうみても偉そうな人がバイクで近づいてきて部下の人呼び出して鍵あけてくれた。
CISARKさんの写真からだいぶ経ってるから建物は若干色あせて傷んでいる。
2.Thma Krae メコン川岸の、ここだけ何故か砂岩が転がり突き出たほとりである。
川に面した岩が割ってあるのか半球状で、碑文があるが磨滅して拓本でもとらないと読めない。
しかし貴重な遺跡である。
その前のVat Thma Krae LeuにはSPK様式のリンテルの半分が飾ってある。
3.がそれもいいが、川岸からまっすぐ上がると鍛冶屋さんがありその横にNeak TaがありSPK様式の石柱の残欠などが祀っててある。
鍛冶屋の兄ちゃんが親切にも近くのPrasatから持ってきたという。場所も教えてくれた。
それは行かざるを得ない。
てことで
Prasat nau Phtea Om Sloh nun Om Mau(Koat Njey prasat nih jia Prasat Chong chiat Champa) CISARK未収載
なんとまあ民家である。中央祠堂はもうコンクリートの駐車場であった。
面白い話も聞けた。
これも今まで発表されていないのでいずれ詳述します。

4.Phnom Sambok 西欧人が瞑想しにきたりするらしくやたらと写真の看板があった。観光地のようだ。
一人1ドルとる。

5.Prasat Neang Pou CISARKさんはここ見つけきれていない。メコン川に東から合流するPraek Kampi(Kampi川)の土手の写真しかないが遺跡はそれより200mほど南の道沿いである。PreAngkor期のレンガ塔が多分3基。しかしそのうえになんかコンクリと現代のレンガで建てた痕もある。

ここのメコン川沿いはKampi rapid resortとなっていて多くの行楽客が来ててびっくり。今日も昼飯抜きかと思ってたら、メコン川の上の小屋でTrei Kaek(カエルでなくカラスの魚)という、大きな魚料理を堪能してメコン川の流れが急で小屋から足だけメコンに浸せばとても冷たく(実際浅瀬だから急流になってるのでみんなは川に入って流されないように踏ん張ったりして遊んでいた)運転手さんとガイドさんとおっさん3人ではしゃぎつつとても楽しく遺跡のことなどどうでもよくなりそうになる。素晴らしいところだ。
OKunh neang Pou
Sambour
といいつつセデス先生の本を読んで以来長年のあこがれの地、Sambourへとやってきた。
6.Vat Sasar Muoi Roy(100の柱) 碑文とシンハを大事に保存しているがお寺の人としては黄金のChedeiを見てほしいらしい。
7.Vat Preah Vihear Kuk 池だけが往時を忍ぶ、6.とは違って寂しいお寺であるが近い。
8. このあとTuolを探そうと思ったが文化局の地図のようには道は通っていない。
時間も押してきているので近そうなTuol Don Meas(金の玉)を目指すが似たような丘があって墓もあって藪になってわからない。
うろうろして原野の中のたぶん開拓してきた家の女性に話を聞くともう少し集落寄りというので東に行き過ぎてた。しかし結局場所の同定はできなかった。東にも遺跡はあるのでほかのToulとTrapeangについて聞くと開拓してトラクターで耕して消えたところもあるという。
なんということか。
西にTrapeangが1個あるよとのことで戻るとTrapeang Don Measと仮に名づける()池があった。
ガイドさんは新しい池という。一見そう見えるが、
このせいぜい30m東西20m南北の南側土手には夥しいPreAngkor期の土器、および陶器の陶片が散在していた。
下手すりゃ扶南あたりまでさかのぼれそうな彩色土器のようなものもある。ぜひとも科学的に年代を同定してほしい。

そういえばここより北西の民家の前にも10m弱東西15m南北の同じような深い池があったがよく見ればよかったかもしれない。

9.Toul Kamnap(たぶん、地元名Toul Yaks Tanpan ヤクシーが隠れる)
Don Measを諦めて他のToulを探すべきか悩みつつ北上して聞いたらおじいさんがToulに古い岩がある。Trapeangも一個あるというので案内していただいた。確かに西側にTrapeangがあってその東に環濠をもつ寺院の遺構があり、Sambourで一番北のこの遺跡まで来ていたようだ。

以上本日の遺跡。すべてプレアンコール期。

ここで時間切れとなり満月の中Stong Trengについたのはもう8時半だった。
夕食に食べたTrei Babahは鯉によくにた味だった。