カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

2014年乾季の旅 Thara Borivat~Tbeng MeanChey Ko Ker 3/3

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Stoeng Treng
①Prsat Pros IK.326
とその岸壁の圧倒的なインフラの力。
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寺院自体はもう痕跡を把握することも困難だが。
メコン川のほとりで波の音を聴きながら幾多の陶片、そしてその中に詰め込まれていたであろうさまざまな特産物に思いを致すと悠久のロマンに浸らずにはいられない。

Thara Borivat
村全体が遺構であると言ってもいい。
Angkor Borei以来の感動である。
②O Treal 北部の民家の中のTuol
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③Sala Prambei Lveng IK.324
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④Trapeang KhnarIK.323.03本体には行けてないかもしれない。
先述したとおりその後道端で次々と遺構を見つけるので数えてない。

⑤Voeun Kuon IK.324.02ここもCISARKさんの写真見たらちゃんと広範囲に撮ってましたね。でも別項建ててるようにVon Khanと言った方が通じる。写ってないけど。乾季の最後に行けば見えるかもと思ったがそしたらヒマラヤの雪解け水で増水するのではとか思いもする。
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⑥Pr.Khtop IK.323 ここもPr. Prosと言ってた。それにしても案内してくれたおばちゃんの前の家には参った。
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Thara Borivatで私が見た一番圧倒的なリンテルである。③と同じ意匠であるが中央のマカラか(なのか?)ラフーかが西洋魔道的なまでにまがまがしく迫力に満ち溢れている。

このまま大事に保存してSala Srok Thara Borivatに回収してほしいものだが。
CISARKにメールしたものかどうか。しかし、最近あまりまともに活動していないようだし。

よからぬ輩に持っていかれないことを祈る。どうしてかというとこのリンテル、薄くそがれている。つまり運びやすいように薄くされていて自立できずに下の石枠に立てかけられていたのである。盗掘屋の常とう手段である。がそれなりに線香上げたりしておばちゃんたちは大事にしてるつもりのようでもある。そう願いたいものである。

⑦Toul Sela Charruk(Sila Charik) 2446 碑文の丘という意味。おばちゃんが案内してくれてみんなで碑文を探してくれたが残念ながら見当たらなかった。あとでCISARKさん見たらちゃんとSala Srok Thara Borivatに保管されたようで一安心。おばちゃんたちには悪いことした。
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⑧帰りもKan Tetchouの集落でToulにソーマスートラにTrapeangとその丘とかもう盛りだくさん。

Preah Vihearへの道が不安なため最後に
⑨Pr.Preah Ko IK.321この一帯のランドマーク的なレンガ塔を見て去ったが、
後で調べたり先達の方々の情報見てみたらAngkar Khmau(炭化米出土)がこのすぐ近くだった模様。
土曜だしSala Srok(村役場で遺物保管)も閉まってたし村の北と南はまだ手つかずのため再訪したいものです。
Preah Vihear
Mlu Prei
古代鉄精錬所跡 道端に怪しげな記念碑ができてたので止まったら案の定古代からの遺構である製鉄所の考古学的発掘の記念碑のようなものであった。その奥に精錬所跡の丘が4つ。地主のおじさんが案内してくれたがいろいろ大変だと言われる。中共に唖然とする。
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写真は製錬所跡に散乱するおびただしい量のスラグをおじさんが見せてくれたところ。Preah Khan Kompong Svayのものと違って鉄っぽくはなくガラス化している部分が多い。
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Tbeng MeanChey
Sra Aemまで行こうかと思ってたが連日の強行軍で運転手さんもTbeng MeanCheyで泊まろうというのでそうした。実は初めてこの町には来た。州都なのに。
てことで次の日せっかく来たのなら行きたいところがあったのでと
Krang Dong
①Prasat Trapeang Kuk IK.254 N13d38m1.1s E105d2m38.8s
祠堂もだが東のTrapeangの広さにも少し驚く。
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やたら電池の消費が早かったが切り替えればログとっても消費抑えられることにやっと気づく。
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ここらへん周囲もいろいろあるのだが時間もないので予定通りKo Kerへ。
②Prasat Thom IK.282 後ろからピラミッドに上れるようになったというので食べ過ぎたので
腹ごなしに上ってみた。アンコールワットと同じシステムになっておりました。
が人少ないし眺めもよいのでよい。
③前回Ko Ker見て回ったのがもう3年前と気付き時間の流れに愕然としつつ、前回諦めた
Trapeang Ang Khnar IK.268.03を見て回る。てか3年前に言及してたこと自体すっかり忘れていたのが情けない。
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楽しけれど空し。H.Parmantierの写真の9神はいまいずこへ。写真左の盗掘跡。
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①Angkor Vat IK.497 あまり書くと怒られるわ一般的な観光目的の方が間違って誘導されるわでいいことはないのでそっとしておこう。

以上です。各論に入るかどうしたものか。ぼちぼち参りますわ。