カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

その4

2/11の続き。

⑥vat Prasat Khvav Lech 台座のみで遺跡はないという。あとNeak Taに屋根飾り1基。

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⑦Prasat Kok Khvav  ③と似てると書いたがこちらは環濠に囲まれた丘に一基のレンガ塔。
環濠はブルドーザーで深く掘られている最中。
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⑧Prasat Lobeuk Ampil 
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 ③と似てるのはこちらのほうでラテライトの周壁に囲まれた砂岩とレンガ塔、Neak Taに石材や陶器残欠。しかしこちらのほうが広い。

⑨Prasat Lobeuk Svay 
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意外と残っていてわたくし的には見どころ多かったです。周壁はなさそうですが東参道の両側にラテライトが並び砂岩とレンガの塔、Neak Ta(前文のコピペだw)はコンクリで作られて経蔵か門の石柱が建ってるが、その奥の主祠堂もなかなかレンガ塔が残っている(個人の感想です)。レンガ塔は3基あったであろうと考えられる。

ここから先が未知の領域
⑩Vat Prasat Pou Smaoch Kouk
タイ国境ぞいを北上する道(道路拡張中、いずれ舗装もされるのであろう)途上にある。が名ばかりでPrasatはないという。若干屋根飾りがあったが。綿の花の光の寺とかそういう意味らしい。

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PrasatならSamrongにあるという。Svay Chekからのほうじゃなく3km先という。


⑪Vat Prasat Samrong グーグル先生で出てくるが電波がとぼしいせいかiphoneのくせに表示できなかった。国境沿いの道からの入口に軍の検問があるがここに行くというとすぐ通れる。
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駐屯兵の開拓地の中に寺ができかけている。遺跡自体はカンボジア各所で見かける新しいヒンドゥ教の神を適当に組み合わせたような神様かなんかが祀ってあり公園化しているようである。
グーグルマップで充分堪能できます。


Prasat Unknown
CISARKさんに登録されているのか確認できませんがグーグルマップで見てこれはなにかあると思い
イモ畑の中を疾走。

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この一帯では珍しくも白砂岩とラテライトの主祠堂一基のみを持った遺跡を
見出しました。
ここも新発見ならなによりですが。

⑬Prasat Kraham CISARK 3540 グーグル先生で祠堂の中まで見れます。祠堂前東側に陶片。
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Prasat Kon DamreiCISARK 3500 グーグル先生で見れます。上とセットでお楽しみください。
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Thma Puok 西
①Prasat Kok Romiet IK.834 

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碑文4行

②その真南のTuol(マウンド)
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おびただしいアンコール中期から後期、宋から元の中国磁器、そして土器製の糸巻などを見出しました。

③Vat Kok Romiet バンテアイスレイからクリアン様式の塔頭と砂岩基壇、リンテルの残欠で、遺跡がどこにあったかは不明だがわずかとはいえ見事な遺物がみられる。
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わたくしそっちのけで奥のお堂内部に祀られている同時代の砂岩の塔頭の写真を撮りまくるガイド氏と運転手氏。
その美しさはやはり二人の心にも響いたようである。。

Thma Puok  
Prasat Kasen IK.814
ここはそこそこ有名。環濠の水が澄んでいてトラックが水汲みにひっきりなしに来ていた。湧いているのだろうか。ここもきれい、とまでは言わないが公園化されていてそれがすばらしい。

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Vat Po Veal Thama Puok こちらの伽藍もなかなか。
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残欠少々ラテライトが結構見られる。

Vat Rolum Chrei CISARK 3557
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Banteay Toepから運ばれたという。ご尊顔のみにしておきますが。

日本なら間違いなく国宝指定されているでしょう。ガイド氏も運転手氏も感動して写真撮りまくっていました。ガイド氏がいうにはカンボジアの伝説にある行方不明だが国難に現れる?お顔の美しい仏様とはこの仏様のことだったか?!とかエキサイトしてましたがよくわかりません。しかし、カンボジア国民に広く周知されて末永く大事にされたらよいなと思わずにいられません。
バンテアイチュマーとバンテアイトープを見るついでにみなさん寄って見られてはいかがでしょうか。