カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

その6 Preah Khan nau Kompong Svay

2/14
Preah Khan Kompong Svay 本来はKompong Thom州に属していたこの地は戦後Preah Vihear州ができたときにそちらに編入されたらしい。

①Prasat Preah Damrei IK.177
イメージ 1

と、印象なく忘れてましたが
②Kraol Kantheay IK.177.01
ただの①のおまけかと思ったらPrasat Kraol Kancheyの表記ですね。
イメージ 2

③Preah Chatomukh 
ここは14世紀とのこと。K.888碑文。

イメージ 3

④Prasat Preah Thkol(Mebon) IK.176 日誌で名前適当に間違ってましたね。
地球の歩き方ご推薦。

イメージ 4

⑤Prasat Preah Stoeng(Mukh Buon) IK.178
イメージ 5


⑥Prasat Boeng Srae khang Lech IK.180
イメージ 6

⑦土手ぞいに⑥との間にラテライトの台座のようなもの。①’に近いか?

イメージ 7


⑧Tonnup Boeng Srae 池の北東角は鉄鉱石やスラグ、陶片もだが製鉄炉のレンガが散乱している。
Tonnupも池の堤防みたいな意味だったと思うが。
イメージ 8

陶片や鉄鋼炉のレンガのかけらやらスラグや鉄鉱石がいろいろまじって落ちている。

Prasat Bakan=Preah Khan

前衛
⑦Prasat Kuk IK.174 こっちがDarmasara(灯火の家)で
イメージ 9

⑧Prasat Kat Kdei IK.175
イメージ 10

こっちがArogayasala(施療院)の体裁をとって前衛として両側に並んでいる。と書いたけど立派すぎますね。碑文K.161 

⑨経蔵 
イメージ 11

手前の崩れたのからπ,ρ,σ,τと並んでまして
τの門扉の碑文。無残なことに。
イメージ 12


今回は本院IK.173はまたあまりじっくり見ずにスルーでしたがもともと1日では無理でしょう。
イメージ 13


西門から先。やはり暑さと疲労で間抜けなことしております。

⑩Prasat O Chheu Teal Tochと思っていたのがPrasat ChamことPrasat O Chheu Teal Thom IK.179
道理であまり小さくないなと思ったら。

イメージ 14

ここでThom(大)とToch(小)を誤認したところからわからなくなってきました。

⑪Kok Kroes に正確についたと思ったら全く謎です。ここは遺跡地図も未記載の遺構でした。

イメージ 15


イメージ 17

⑫Prasat O Chheu Teal E Tbong 
イメージ 16

となると地図もよく見ると正確でしたね。
倒木もあったもののあろうことかグーグルマップで見れる西面の未完成のリンテルを見そびれました。

帰りの時間と暑さの中歩き回り焦っていたのも今後の課題ですが寄る年波か徐々に一歩踏み込みが
甘くなってきたことは否めません。

しかし本当シェムリアプから近くなりましたので何度か行ってみようと思います。
グーグル先生によると民泊もできそうですが。

Stoeng, Kompon Thom


⑬Vat Khleang Khmaut Oudongと同様の祠堂のような高さのStupa 1
イメージ 18
どこにピントが合ってるのか意味不明ですいませんが。


2/15 Angkor 
①Preah Khan IK.522 今回のPreah Khanツアーの締めくくりに。
イメージ 19

なぜかAngkor Vat期の破風飾りが一か所だけ使われています。あるいは追憶ゆえか。


昨年第二のテロがあったSaphan Taksinの船着き場も一瞬乗り場が変わって戸惑うものの迎えの舟がタイミングよくやってきた。
今年はまた夕日を見ながら黄昏るが今回も何とか無事旅を終えられて毎度のことながらガイドのモニーさん、運転手のテルンさんに感謝である。

参考文献今回は挙げときます。本日の記事分

1.Bruno Brugiuer ,Juliette Lacrois"Preah Khan,Koh Ker et Preah Vihear Les provinces septentrionales Guide archeologique du Cambodge Tome Ⅴ”2013
2."Carte archeologique du Cambodge Group du Preah Kahn de Kompong Svay"2007
3.Lunet de Lajonquiere"Inventaire descriptif des monuments du Cambodge Tome Ⅰ"
書名を検索にかければgallicaなどタダで読めるサイトが出てきます。

4.地球の歩き方 アンコールワットカンボジア2016-2017 ダイヤモンド社 旅行中ここに来るまで一回も使わなかったけどw。

あとブログ開設以来何かとお世話になっておりますKI様サイトも参考にさせていただきました。CISARKさんが閲覧できない状況ですのでなおさら遺跡リストのありがたさに感謝します。
本当に労作であり参考になります。