カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

Prasat Phnom Gnon nau 105 Thmei, Kratie その2

さて。
何事もなかったように
前回の続きです。

今回は主祠堂周辺他を見てみます。

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エントランスのまぐさ石も後世の組み込みなどなくほぞのみです。

あまり主祠堂の全体像を撮ってませんでしたので内部にささっといきます。
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祠堂の壁は分厚いですが全体的にこじんまりとした大きさではあります。
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Prasat Lobok Srotの主祠堂よりは二回りくらい小さく、その遺跡で見た東前衛の祠堂に近い雰囲気を持っています。


内部を見ると未知とはいえきっちり盗掘されています。連中はどこから情報を集めてくるのでしょうか。
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内部をよく注目するとそれでも台座と北面に。

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この台座であるヨニから流されたであろう聖水を祠堂北面へ導くSomasutraがきっちり残っていました。

ここら辺は枯葉などわたくしが若干掃除しております。


しかし外側は崩落した日干しレンガに埋もれて土塚になっており流出口も見えませんでした。

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内壁に戻りますと、
西面のSomasutraより少し低い高さあたりに、内部にレンガではなく砂岩が並べられています。

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これは一昨年紹介したこの一帯の遺跡のPrast Preah Theat(Skou集落)の遺構にも見られましたので何かは分からずとも
少なくともこの地域ではこういうやり方があったのだという証拠になろうかと思います。最初はレンガの壁に挟んでいたのかと思いましたが違うようです。
ただ、祠堂内部の床の、少なくとも奥=西側に敷き並べていたことだけはこの未知の2遺跡に共通しています。


また外面を見ますが南側は崩れて埋もれていてわかりません。北側ばかり撮影しております。
北東側は
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結構整ってますが
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一部露出している北面はこのようにレンガが崩壊して露出したせいかもしれませんが
凸凹しております。

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西側もこうなっておりまして内部にあった台座の一部が放置されています。
他にも南面に向かって石材が落ちております。

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石柱だとすれば未完成でしょう。

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とりあえず主祠堂についてはこのくらいにして次回周りを見直してみます。