カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

2018年乾季の旅ー3

2/11
シェムリアプ州Chikreng Kompong KdeiからPongro Leur(グーグルの表記に癖があるしいまだにコンポントムとコンポンチャム州混同したまんまだが検索しやすいようなるべくグーグルマップの表記に寄せておく)

Prasat Chumresh 1315 IK.236.02
昨年少し調べてみた、適当な地区マップに載ってる遺跡の,一つを確認。
まあグーグルマップで見る限り大きな遺跡であったと思ってはいたが、



崩れているが多分田の字型に近い回廊を持っていた、圧倒的な大寺院で
さらに言えば、こんなに見事な参道は久々である。
両脇に連子窓をもつ廊下が並び、その間をたぶん木の屋根が乗っていた石柱、と思ったらよく見たら天辺が丸くなってて、リンガを模ったセイマー=結界石が等間隔で両側にさらに並び、中央の参道を
飾っている。初見である。

イメージ 1

これは寺院側の区画で奥にさらに同じような構造で参道が池に向かって伸び、少なくとも4つの区画に分かれていた。ほんと写真がへたくそ杉て絶望的なので記事に書いて怪しげなシェーマを示したいと思う。


が、この参道一見土手にしか見えないというすごい造りで、藪の中を草にかぶれて全身かきむしりながら見ると見える。

ここもすぐ近くにぽつんと住んでるおっさんがついてきたが、知らない初めて見たと言っていた。
ちょっとまた参道を見つけてしまったかもしれない。


Prasat Romdeng 6905
こっち 未発見の遺跡かもしれないので興味ある方はどうぞにも行ってここ登録されてないけど絶対間違いなくなんかあることを確認したかったが、なにしろ①の遺跡を堪能してたら昼になった。

ので行きやすいこちらをみることにした。
イメージ 2



ほかに道の反対側にPrasat Anon IK236.03と思しき遺跡もあるが、断念。
Prasat Ktom Neak Ta
イメージ 3
 ラテライト台座、レンガ寺院。
が、東に長く伸びる参道と池を見そびれてたのに後になって気づく。
これはちょっと再訪すべきでしょうね。。。
Vat Kbal Damrei
イメージ 4

レンガのデブリもあったがNeak Taにて。

ここもこの東に いかにも参道の両側の池、というような箇所が見えるが。。。
さらにここここも調べたかったが来年?に持ち越し。


Prasat Chhuok 6904
イメージ 5

ここはそこそこ石が残っていた。
Kok Arak



Prasat Damrei Slapも昼過ぎてて断念。
いつか行きたいが。
それにしてもこの密集具合と言ったらなんだろう。

Kompong Kdeiに戻って食堂で飯を食う。


Prasat Kompong Kdei 297 IK.203 位置は予測したところドンピシャだが民家や倉庫などで立ち入りがままならない。地元のあんちゃんが碑文を教えてくれた。
イメージ 6

Vat Kompong Kdei 1380 IK.202.02
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 Neak Ta見そびれてる。夕方になりやや時間が苦しくなってきた。
Vat Khnar Thnong
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 Neak Taに台座やJV7世王の頭部の残欠、連子窓


このあたりも遺跡らしき場所が多数あり
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今日の目的のもう一つであるPrasat Bak Ruongが特定できず、もっと西寄りを本命視してたが、
6号線に戻って聞くと、この寺から一番近く農道もある方の遺跡だった。

Prasat Bak Ruong 405 IK.206.01
イメージ 10

9世紀の見事なレンガ塔だがCISARKさんで写ってたPreah Ko様式のリンテルはどこ行ったのか?
収蔵されているのならよいのだが。

ちなみにCISARKさんの紹介では前のVat Khnar Thnongから北西に1㎞と書いてあるのに、そのVat Khnar Thnongはナンバリング、登録されていない。


ここも9世紀のレンガ塔の台座と、マカラーの破風飾り、リンテルの残欠がひっくり返ってるか?
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Vat Reanseiこと
Vat Prasat 1505
一番大事な寺を忘れていたw
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扉の両側に長文の碑文 Claude JacquesらがK.157と同定。シャカ暦862-863年(西暦は+78年)。

それにしても写真の失敗が多すぎて本当目が悪くなってることに絶望しかない。。