カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

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残念ながら。
クラチェ博物館

…インド人ェ

シュリーヴィジャヤ様式と紛らわしかったのは腹部や胸部でクロスする宝飾や瓔珞で
体型はスリムなのが多かったが、どうも肉感的ですねこりゃ。あ、パーラ朝もどきもあり時代が降りすぎで一貫性が。。。

学芸員のおにいさんにどっからもってきたんですかこれと聞いたら、
数年前、クラチェで製糖工場を経営していたインド人が、あろうことか自分で彫りまくったらしい。

で、工場経営そっちのけで彫りまくった結果。

当然?製糖工場は潰れインドに帰ることに。

彫刻への情熱をなぜ経営に注がなかったのかとインドに向かって問い詰めたいですよまったく。
ともあれインドに帰るけど持って帰れないねこれ、てことで博物館に押し付けた、と言うことらしい。
いやそこは責任持ってインドに持って帰れよと
インド向かって説教したくなりますよ。自分で彫ったとは言え神様を置いてっていいのか工場ほったらかしにしてまで掘り上げた神々に対する信仰心てそんなものかよインド人?!

・・・
で博物館もなんでこんなもの(こんなもの扱い)をわざわざ一室を占拠して飾っているのか?

クメール9神のようなインドの神々を彫ってたのだろうと、大人気ガネシャ様を隅っこに押しやってまで並べられたスカンダやヤーマやよくわからない神々を前に急いでクメール9神のコピーを取って来て見せてくれ、これ彫ってたんだろうけどインドじゃクメールと面子がちょっと違うね、とおにいさん。どうだろう。

どっちにせよ。

まあプノンペンで買ったBurguierさんの本にもクラチェ博物館新館の紹介してあったが一言も触れられてなかったのであかんのかとは思ったりもしたが。

期待されてていた皆様大変お騒がせいたしました。

しかしインド人てただの工場のおっさんですら憎たらしいくらい精巧に石像彫るスキル持ってんですかね。。

こんなもんじゃなく他にもっと現地で野ざらしになってる遺物を展示しては?と前日Don Meas で写したソーマスートラや石柱の写真見せるがやはり準備や予算場所の問題(これどければよくね?)があるとのこと。
でも明後日、なんと行きたくても到底いけない遺跡の一つBanteay Siemに色々回収に行くとのこと。トラックやクレーン持っていくと言うが道もないらしい。どうするんだろう。現地に泊まり3日仕事のこと。どうも盗掘者が警察に捕まったためその押収品も回収したいらしい。
無限に暇があれば頼み込んで連れて行ってもらうとこだが残念である。
取り敢えず今後の博物館の頑張りを期待してクラチェを去った。


前日のChhung?の煙突はサムリンという中国人が経営していた製紙工場でそこにいた若いアンチャが生まれる前で知らんと言うのでポルポト以前かの廃工場のようだ。よこの工場跡も廃墟ながら意外に綺麗で住んでた小型犬が抗議の唸りを上げてたので謝って去った。
フェリーで対岸のStoeng Trangへ。
追記
大事なことを書き忘れていた。
Stoeng Trangにまた中国の借款で橋が建設中では大きな道路も建設されている。

シェムリアプからクラチェへ結構バスが出てすれ違ったがまた近くなるんでしょうね。
でもどこもかしこもものすごい勢いで中国がばら撒いていますねえ。

左前輪がバーストしたバッタンボンのトラックも乗り込んで来てそのまま走って行ったが大丈夫なのか。と話してたら先に修理工場があるとのこと。
Phnom Monti 道沿いの丘。CISarkよりも街に近い。対岸であそこかなと思ってたところ。墓地になって貴重なレンガが墓に勝手に使われまくりうんざりである。
大きめの、特に中央は長い前室を持つレンガ祠堂3基、なぜか南だけ20mくらい離れている。
ラテライト列。路上にも露出してたらしいレンガ列は舗装で消滅。

Vat Preah Ang Kuh 遺跡じゃないが前はCISARK さんにも載ってて、消えた。
追記 帰りもなんかのプランテーションの予定地なのか立派な車道が出来てて便利だけど無残な光景になんともと思ってたらドリアンとランブータンの屋台があり聞くとここStoeng Trang産採れたてとのこと。赤いランブータンは実が黄色で酸っぱく美味しい。ドリアンも青かったが熟していて昨日のより新鮮味がありおいしいことこのうえなしである。ご当地絵のドリアンをたべれただけでもう満足である。

あとはVat Sopeas 再訪で碑文が磨滅しつつありなんとかしてほしい。
Vat Speu 前回はちょっと太ったニコニコした女性にいきなり身につけてる腕輪など押し付けられ断り、挙句逃げたら自転車で追っかけられると言うえらい目にあったがまさかいないだろうと再訪。

石扉を再利用と言うか並べてベンチとテーブルにしてあるがそこに座って巻尺を伸ばしは巻き戻しブツブツ言ってるあんちゃんがいる。
鉄材など置いていたので作業中かと思い挨拶して写真撮ってるがずっと一人でぶつぶつ言っている。が、居座っててこちらには無関心で自分の世界に没頭しているようだ。

なぜここに限って出くわすのか??