カンボジアの歴史探訪 2

つかいにくいのでFC2にて活動しますわ。

四月二十九日

昭和も遠くなりにけり。歴史とは過去の積み重ねですね。

コンポンチャム州

竹の橋渡るのまた忘れた。

Prasat Dambang Daek鉄の杖という遺跡を探す。近辺に寺が2箇所ありどっちかだと思い順に行く。最初はダイヤの杖という寺でゴージャス過ぎて違っていた。村人にNokor Vacheyに行けばいいのにと言われておっしゃる通りです。
二件目
Vat Preah Theat Techeh とグーグルで表記される寺。ここも作業中の人に聞いたらないという。こっちは最初に目星つけてて当たりと思っていたので外れたかと思ってウロウロしていたらお坊さんが出てきてその人と話してなんか身振りから説明してるぽいので近づいて聞くと、
確かに遺跡があったがシハヌーク時代に埋めて寺を建てたという。川沿いに近いのもあるのだろう。昔は遺跡など気にする人はいなかったという。
全く痕跡もわからずまあしゃあないかと思ってたらなんと小学校のタマリンドの木に下に遺跡の石材を運んで置いたという。お坊さんといえばイマイチ歴史など詳しくない方が多いがここまで色々教えてくださるのはありがたい限りである。
礼を言って小学校に行くと確かに門扉などの石材が並べてあり、子供がぎゃあぎゃあ遊んでいる。ハローと挨拶しまくってくるのでおはようこんにちはホンダ鈴木ヤマハ味の素と適当に挨拶返して写真撮ると今時珍しく群がってくる。
学校の先生が通りかかるのですいませんと詫びつつ、しょうがないから写真撮るとポーズ取ってカットインしてくる子供を集めて撮影しといた。まあ先生が始業で呼んだらあっという間に引き上げて行ったが。ラテライトの石材もありプレアンコール期のもののようであった。
まあ日本では侵入者として通報されるんでしょうけど学校は不審者対策はちゃんとしてほしいもんです。お前が言うなでしょうけど。

通り道に運転手氏の娘さんの嫁ぎ先があって孫もいるので挨拶によってもらう。
遠くにいる身内は会える機会があれば会うべきでしょう、お孫さんの頭に膿痂疹ができてシェムリアップのこども病院で見てもらったとのことで治りつつはありなんとか安心である。
コーヒーご馳走になった。

Vat Anduong Dei Serei Sokher 通り道なので寄ったが何もなし。

Skun
Srama
Vat Srama 3911
間違えてSkunまで大回りしてしまったがこの際素通りしてた寺に行く。
石材や残欠が少々。

近くにTuol Chhuk Tochもあり尋ねるが寄る年波でChhukがCherlikに見え名前がわからない。食堂で聴いたら知らないと言われて、その先の家で聞くとそこは知ってる人がいて
遺跡があるか聞くと民家の裏にあるがそこの人に許可もらえと言われる。
行くとそこのおじさんと嫁?が案内、というほどもなく家の裏にレンガ塔の基部があるが、この女性がレンガに籾殻が入ってると言っていきなり立てかけてあった熊手で遺跡をなぐって削る。思わずぎゃああと叫んでダメえええと言って止めさすがなんだと思ってんのか。確かに籾殻は入っていたが。
祠堂内部に至ってはゴミ捨て場になってて全くさりげなく未登録のプレアンコール期の遺跡なのに価値がわからないのは残念である。
レンガ塔は南北に3基並んでいて南は丘状に埋もれて壁が見えるが北は家が建っている。
東には池があったようである。
この遺跡から南に石材を集めて祀った丘があるというので歩いていく。
ここが当初の目的地
Tuol Chhuk Toch 3912であった。
ここも若干東北東ー西南西に軸がから向いてレンガ列が地面に並び丘には石材を祀った祠が数年前にできたようだった。名前の由来の通りかつてハスの蕾を持った女神像が出土したとのこと。ここが同定できたのでさっきのレンガ塔は未知の遺跡であろうとわかった。
のでこの祠から国道沿いに出るのでおじさんと別れる時くれぐれも遺跡を壊さないでと伝えてもらった。わかったと言ってたがどだか。

雨季なのにかんかん照りでウロウロしてちょっと危ない。
国道に出て最初に聞いた食堂で休憩焼きそばを食べて4ヶ月前にここで商売始めたばかりで知らなかったと聞いてなるほどと思い、次へと向かう。

Vat Sdueong Chey
ネアクターの蟻塚みたいな土盛りに門扉の柱の残欠のみ。

Kok Trapeang Srok 無人の墓地とアシュラムトラペアンスロックという祈祷所。
SPK様式のリンテルが二つに割れて入り口の石枠の左右に置いてある。壁と思しき石材は長く2.5mくらいの高さがある。リンガも径50cmじゃくある。

Vat Asram Prasat Andaet 環濠のある東西に参道をもつ寺院だが石材と土台のラテライトのみ。

Prasat Kuha Nokor再訪
前回もだったがここは外国人は入場料2ドル取られる。が管理されていて綺麗で会う。ラテライトの寺院で荘厳である。

遺跡見てたら管理人の一人と思しきおじさん、が近辺の遺跡に詳しくなりゆきで

Tuol Preah Theat へ案内してくれることになった。予測していた場所で合っていた。
祠堂の入り口の石材の枠だけが残ったレンガ塔。無人のお堂が建っている。

他の遺跡の場所なども教えてくれるが行く暇はないという。
ただ帰りに近い
Vat Srah Sambour には寄ってくれた。田んぼの中、
ラテライト列の枠を持つ池の西に小高くなって遺跡の上に荒れはてたお堂が作りかけで止まっている。
遺跡自体はレンガとラテライトの土台に痕跡を止める程度で寂しい雰囲気だが池の傍に新しい吹きさらしの仏堂があり地元のおばちゃんたちが寝っ転がってだべっていた。

また来たら他の遺跡も案内してくれるというおじさんと別れたがまた来ることがあるだろうか。
Vat Chrolong
おじさんの話では石が残っていると言ってたがシンハ、10世紀くらいのがi一基のみ。

Vat Kreul 遺跡地図には載っていたが何も見当たらず。ここで車の右後輪がパンクしてたので応急修理。昔別の運転手さんがパンクを輪ゴムを詰めて直したのと同じような、しかしパンク修理専用のゴムを穴に詰めたら空気漏れが止まった。見事なもんである。
日本じゃこれくらいのパンクでもタイヤ交換させられると、値段共々いうとびっくりしてた。
未知の遺跡?と言ったちょっと思わぬ発見もあり寄り道して時間もなくなり明日に予定を持ち越してコンポントムに向かう。
雨季のはずなのにカラカラで夕日が燃えて沈み暑さでか頭が若干痛いのがどうなるか、

本日は早めにコンポントムで夕食を取って同じ魚でもコンポンチャムに比べて小さいなあと思いつついつものゲストハウスに行くと覚えてくれてたのか、こん前と違う部屋でもいいかなど聞かれたりするがついたらスマホタブレットも勝手にワイファイに繋がってて楽ちんである。